【初心者向け】望遠レンズの基本を5分で!何mmが必要か場面別にわかる

「望遠レンズって何mmを選べばいいの?」
「F値や換算がよくわからない…」
望遠レンズは、「何を撮るか」を先に決めると必要なmmがわかります。

むずかしそうな言葉も、記事の中でひとつずつ説明するので大丈夫です♪
望遠レンズは何mm必要?撮影シーン別の目安

望遠レンズに必要なmmは、撮りたいものとの距離で決まります。
レンズに書いてある「〇〇mm」は、数字が大きいほど遠くのものを大きく写せるからです。
たとえば、同じ望遠ズームで木の上のリスを撮ると、55mmと210mmではこれだけ大きさが変わります。


※写真はSONY α6400のレビュー記事で撮影したものです。
よく撮られる場面の目安は、次のとおりです(フルサイズのカメラの場合)。
| 撮りたい場面 | mmの目安 |
| 運動会 | 望遠側で200〜300mm程度 |
| 発表会(体育館・ホール) | 望遠+F値の小さい明るいレンズ |
| 野鳥 | 400mm以上 |
| 飛行機 | 500mmまであれば十分 |
| 月 | 200〜300mm程度(三脚があると安定) |
APS-Cのカメラなら、表の約3分の2のmmで足ります。
まずは撮りたい場面を決めて、表を目安に選びましょう。
室内は明るいレンズを選ぶ
発表会では、F値の小さい明るいレンズを選びましょう。
光を多く取り込めるので、暗い室内でも撮りやすいからです。

ライブで使うカメラは、推し活カメラのおすすめでまとめています。

運動会は200〜300mmが目安
運動会では、望遠側で200〜300mm程度まで届くズームレンズが目安です。
運動会は、子どもから離れた場所で撮ることが多いからです。

70-200mmの「幅」はズームの範囲
「70-200mm」のような幅は、1本で切り替えられるズームの範囲です。
はじめての1本は、ズームを選ぶと場面に合わせやすくなります。

望遠レンズの選び方5つのポイント

何mmが必要かわかったら、次の5つを順番に見てレンズをしぼりこみます。
- カメラの種類:自分のカメラがフルサイズかAPS-Cか
- 換算:自分のカメラだと、どれくらい大きく写るか
- F値:暗い場所でも撮りやすい明るさか
- 手ブレ補正:ブレを防ぐしくみがついているか
- シャッタースピード:動きを止められる速さで撮れるか
自分のカメラの種類を調べる
写る範囲が変わるので、まずは自分のカメラがフルサイズかAPS-Cかを調べましょう。
「カメラの機種名 センサーサイズ」で検索すると、どちらかがわかります。

私も以前は「35mm」の数字だけを見て、どのカメラでも同じ写りだと思い込んでいました…。
実際の写真で比べた結果は、APS-Cレンズをフルサイズで試した記事で紹介しています。

換算のしくみを知る
「換算」とは、同じレンズでもカメラによって写る範囲が変わることです。
センサーが小さいカメラは、レンズが写した景色の真ん中だけを切り取って写真にするためです。
下の写真の外側の水色の枠がフルサイズ、内側のピンクの枠がAPS-Cで写る範囲です。

APS-Cのカメラでは、ピンクの枠の中だけが写真になるので、観葉植物が大きく写ります。

どれくらい大きく写るかは、カメラの種類ごとに決まっています。
| カメラの種類 | 換算の目安 | 200mmのレンズを付けると |
| フルサイズ | ×1.0 | 200mm相当 |
| APS-C(キヤノン以外) | ×1.5 | 300mm相当 |
| APS-C(キヤノン) | ×1.6 | 320mm相当 |
| マイクロフォーサーズ | ×2.0 | 400mm相当 |
たとえばAPS-Cの35mmは、フルサイズの約50mmと同じ範囲が写ります(35mm×1.5=約50mm)。


※写真はAPS-Cレンズをフルサイズで試した記事で撮影したものです。
レンズが変わるのではなく、写真にする範囲が変わるだけと覚えておけばOKです。
F値で明るさを比べる
暗い場所で撮るなら、F値の小さいレンズを選びましょう。
F値はレンズの明るさを表す数字で、小さいほど光を多く取り込めるからです。
F値が1段変わると光の量は2倍ちがい、F2.8とF5.6では4倍ちがいます。
光が足りないと、カメラはシャッタースピードを遅くするか、ISO感度を上げて明るくします。
シャッタースピードが遅いと動く子どもがブレやすく、ISO感度を上げすぎると写真がザラザラしやすくなります。
| 表記 | 意味 |
| F2.8 | 明るい。暗い場所に強い |
| F4 | F2.8より1段暗い |
| F4.5-5.6 | 望遠側にするほど暗くなる(100mmでF4.5、400mmでF5.6など) |
| F4通し | mmを変えても明るさが同じ |
暗い場所で撮ることが多いほど、F値の小さいレンズが役立ちます。
手ブレ補正の有無を見る
望遠は少しの揺れでも大きくブレやすいので、手ブレ補正つきを選びましょう。
名前はメーカーごとに違うので、レンズ名に次の記号があるかを見ます。
| メーカー | 手ブレ補正の名前 |
| キヤノン | IS |
| ニコン | VR |
| ソニー | OSS |
| シグマ | OS |
| タムロン | VC |
| 富士フイルム | OIS |
下の写真は、手ブレ補正つきの望遠ズームを205mmにして撮ったものです。

E 55-210mm F4.5-6.3 OSS(手ブレ補正つき)
※写真はSONY α6400のレビュー記事で撮影したものです
カメラ本体に手ブレ補正がついている機種もあります。
ブレには、次の2種類があります。
| 種類 | 原因 | 防ぎ方 |
| 手ブレ | カメラを持つ手の揺れ | 手ブレ補正・三脚 |
| 被写体ブレ | 子どもや動物の動き | シャッタースピードを速くする |
シャッタースピードの目安を知る
手持ちでは、「1÷焦点距離」秒より速いシャッタースピードにしましょう。
これより遅いと、手ブレしやすくなるからです。
| 撮るもの・レンズ | シャッタースピードの目安 |
| 400mm(フルサイズ) | 1/400秒より速く |
| 300mm(APS-C・450mm相当) | 1/500秒くらい |
| 走る子ども | 1/1000秒前後 |

まずは「1÷焦点距離」秒より速く、動くものはもっと速く、と覚えておくと安心です♪
望遠レンズを買う・借りる前の確認事項

レンズが決まったら、レンズ名・カメラに付くか・重さの3つを確認しましょう。
ここを見落とすと、カメラに付かなかったり、重くて持ち歩けなかったりするからです。
レンズ名の読み方
長いレンズ名も、区切って読むと意味がわかります。
例:Canon RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
| 部分 | 意味 |
| RF | キヤノンのミラーレス用 |
| 100-500mm | ズームできる範囲 |
| F4.5-7.1 | mmを大きくするほど暗くなるタイプ |
| L | キヤノンの高級ライン |
| IS | 手ブレ補正つき |
| USM | ピント合わせのモーターの種類 |
ほかのメーカーの高級ラインは、ソニーが「G」「GM」、ニコンが「S-Line」です。

型番の「II」「III」は改良版のしるしです。借りるときは型番の最後まで確認しましょう。
カメラに付かないレンズもある
レンズを選ぶときは、自分のカメラと同じ「マウント」か確認しましょう。
レンズとカメラは、つなぎ目の形が合わないと取り付けられないからです。
同じメーカーでも、一眼レフ用とミラーレス用で形が違うことがあります。
| メーカー | 一眼レフ用 | ミラーレス用 |
| キヤノン | EF | RF |
はじめての1本は、カメラと同じマウントのレンズを選ぶと安心です。
望遠レンズは重くなりがち
望遠レンズは大きく重くなりがちなので、重さも確認しましょう。
| レンズ | 重さ |
| キヤノン RF70-200mm F2.8 L IS USM | 約1,070g |
| ソニー FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS | 約2,115g |
※どちらも三脚座を除いた重さです。

以前、山登りに望遠レンズを持っていったときは、重すぎてすっかり疲れてしまいました…。
歩く時間が長い日は、軽めのズームにするか、使う場面だけに絞って持っていくのがおすすめです。
重さは実際に持ってみないとわかりにくいので、レンタルで試してから決めるのもひとつの手です。
望遠レンズのよくある質問
望遠レンズについて、よくある質問をまとめました。

気になる質問から読んでみてくださいね♪
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スマホのズームと望遠レンズは何が違いますか?
スマホは、拡大するほど写真を引き伸ばすデジタルズームの割合が増えます。
望遠レンズはレンズそのもので遠くを大きく写すので、拡大しても細かいところまでくっきり写ります。
望遠レンズに三脚は必要ですか?
望遠レンズは手ブレが起きやすいので、手ブレ補正や三脚を上手に使うのがすすめられています。
月のように焦点距離が長くなる撮影では、三脚を使うと安定して撮れます。
望遠レンズだけをレンタルできますか?
レンズだけ借りられるお店は、カメラレンズのレンタル比較でまとめています。
手持ちのカメラに付くマウントを確認してから申し込みましょう。

「テレコン」って何ですか?
レンズとカメラの間に付けて、焦点距離を伸ばす部品です。
対応するレンズにしか付けられず、付けるとレンズは暗くなります。
まとめ:望遠レンズは撮影目的で選ぼう

望遠レンズで迷ったら、次の順番で考えると決めやすくなります。
- 撮りたい場面から、何mmのレンズにするか目安を決める
- 自分のカメラがフルサイズかAPS-Cかを調べて、換算する
- 暗い場所で撮るなら、F値の小さい明るいレンズを選ぶ
- 手ブレ補正・カメラに付くか(マウント)・重さを確認する
望遠レンズは重くなりがちなので、買う前に一度借りて、持ち歩けるか・届くかを確かめるのがおすすめです。

撮りたい場面が決まったら、まずは1回借りて試してみてくださいね♪
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参考文献


