EOS Kiss X9 ダブルズームキットは今も買い?富士山で試した実写レビュー
「EOS Kiss X9 ダブルズームキット、2017年発売だけど今でも使えるのかな?」
じつは、Kiss X9は一眼レフとしては軽く、初めてでもガイドを見ながら撮れるカメラです。

今回カメラをレンタルしたのは、店舗評価4.78のレンタルユースフカツです。
当記事では、富士山で撮った作例と初心者が戸惑った設定3つ、今は買うか借りるかをまとめました。
楽天市場でカメラを借りたときの流れは、「楽天市場でカメラをレンタルしてみた」の記事で紹介しています。

ダブルズームキットの中身と作例

『EOS Kiss X9 ダブルズームキット』は、本体に2本のズームが付いたセットです。
景色や人は18-55mm、遠くの山や運動会は55-250mmと、撮るものでレンズを付け替えます。
- カメラ本体:EOS Kiss X9
- 標準ズームレンズ:EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
- 望遠ズームレンズ:EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
本体は軽くてガイドつき



『EOS Kiss X9』は、バッテリーとカード込みで約453gと、一眼レフとしてはとても軽いカメラです。
初めて一眼レフを使う方にも扱いやすい設計です。
「ビジュアルガイド」で撮影をサポート

Kiss X9には「ビジュアルガイド」があり、設定の内容が画面にわかりやすく表示されます。
ボケ具合やシャッタースピードに慣れていなくても、『撮影のヒント』が出ます。

ガイドを見ながら撮れるので、初めての一眼レフでも迷いにくいです♪
CAモードで写真の雰囲気を選べる
「クリエイティブオート(CA)」は、全自動から一歩進んだ設定ができるモードです。
背景のボケ具合やストロボの有無に加えて、下の写真のように雰囲気も選べます。







いろいろな雰囲気を試すことができて、楽しかったです♪
\EOS Kiss X9 本体のスペック/
| メーカー名 | キヤノン |
|---|---|
| タイプ | 一眼レフ |
| レンズマウント | キヤノンEFマウント |
| 画素数 | 約2420万画素 |
| 撮像素子 | APS-C 22.3mm×14.9mm CMOS |
| 撮影感度 | 標準:ISO100~25600 拡張:ISO51200 |
| サイズ | 122.4×92.6×69.8mm |
| 重さ | 453g(バッテリー、メモリーカード含む) |
| 液晶モニター | 〇(バリアングル液晶) |
| 記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
| タッチパネル | 〇 |
| Wi-Fi | 〇 |
| Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
18-55mm:景色と人に

『EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM』は、軽くて持ち運びやすい標準ズームです。
広い景色を写せる18mmから、少し遠くを大きく写せる55mmまで使えます。

Canon EF-S18-55mm f/4-5.6 IS STM、CAモード(モノクロ)

河口湖のほとりからの撮影に十分な広角でした!
\EF-S18-55mmのスペック/
| レンズタイプ | ズームレンズ (標準ズーム) |
| 対応マウント | Canon EF-S マウント |
| 焦点距離 | 18mm – 55mm |
| 最大絞り値 | F4 (広角端) – F5.6 (望遠端) |
| 最短撮影距離 | 約0.25m |
| 最大撮影倍率 | 0.25倍 |
| 手ブレ補正 | ◯ |
| STM(ステッピングモーター) | 対応 (静音でスムーズなオートフォーカス) |
| フィルター径 | 58mm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 |
| サイズ (最大径 × 長さ) | 66.5×61.8 mm |
| 質量 | 約 215g |
55-250mm:遠くの山も大きく

『EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM』は、遠くを大きく写せる望遠ズームです。
Kiss X9はAPS-Cサイズのカメラなので、55-250mmのレンズを付けると、写る範囲は約88〜400mm相当になります。

Canon EF-S 55-250mm f/4-5.6 IS STM、Pモード

遠くの被写体でも、くっきり鮮明に撮影できました!
\EF-S55-250mmのスペック/
| レンズタイプ | ズームレンズ (望遠ズーム) |
| 対応マウント | Canon EF-S マウント |
| 焦点距離 | 55mm – 250mm |
| 最大絞り値 | F4 (広角端) – F5.6 (望遠端) |
| 最短撮影距離 | 約0.85m |
| 最大撮影倍率 | 0.29倍(250mm時) |
| 手ブレ補正 | ◯ |
| フィルター径 | 58mm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 |
| サイズ (最大径 × 長さ) | 約 70.0 × 111.2mm |
| 質量 | 約 375g |
望遠レンズはこれで足りる?
運動会や旅行で遠くを撮るなら、まずは付いてくる55-250mmを試すのがおすすめです。
ダブルズームキットには、最初から250mmまで使える望遠レンズが入っているので、いきなり別のレンズを買う必要はありません。
\付いてくる2本で撮れるもの/
| 旅行先の景色 | 18-55mmが使いやすい |
|---|---|
| 人物や日常 | 18-55mmから試せる |
| 運動会 | 55-250mmで撮れる |
| 遠くの山 | 55-250mmが便利 |
ただし、望遠レンズならどんなに遠くのものでも大きく撮れるわけではありません。
遠すぎると、250mmでも小さく写ります。
ほかのレンズを考えるのは、2本で足りないとわかってからで十分です。
なお、Kiss X9に付けられるのはEF・EF-Sマウントのレンズで、RFやEF-Mマウントのレンズはそのまま付けられません。
Kiss X9で戸惑った設定3つ

Kiss X9はガイドが親切な一方で、初めて使って戸惑った点が3つありました。
明るさを自分で変えにくい
Kiss X9は、右上のモードダイヤルで撮影モードを切り替えます。
ダイヤルには「かんたん撮影」と「応用撮影」の2つのゾーンがあります。

かんたん撮影ゾーンは、明るさなどをカメラが自動で決めるモードです。
そのため、ほとんどのモードで明るさを自分で変えられません。
\かんたん撮影ゾーンで明るさを変えられるか/
| 明るさを調整できないモード | シーンインテリジェントオート/ストロボ発光禁止/クリエイティブオート/スペシャルシーン(HDR逆光補正)/クリエイティブフィルター |
| 明るさを調整できるモード | スペシャルシーン(HDR逆光補正以外) |

ちょっとだけ明るさを調整したいな、というとき少し戸惑いました…
かんたん撮影ゾーンで明るさを変えたいときは、次の順に操作します。
- モードダイヤルをSCN(スペシャルシーン)に合わせる
- ポートレートや風景などを選ぶ
- 背面の画面を見て撮る「ライブビュー」にする
- 「クイック設定ボタン」で明るさを変える

ストロボが自動で光る
かんたん撮影ゾーンでは、撮るときに内蔵ストロボが自動で光ることがあります。

動物撮影や、フラッシュを使いたくない場面では特に注意が必要です。
光らせたくないときは、撮影モードを「ストロボ発光禁止」にします。
または、クイック設定ボタンからストロボの設定を「ストロボ発光禁止」に変えます。
グリッドの場所がわかりにくい
構図を整えるグリッド線は、初期設定ではオフになっています。
設定する場所が撮影モードで変わるため、最初は迷いやすい点です。

最初はグリッド設定の場所がわからず戸惑いました…

応用撮影ゾーンでは、撮影設定メニューの5ページ目でグリッドを設定できます。
かんたん撮影ゾーンでは、撮影設定の2ページ目にグリッドの項目があります。
Kiss X9のおすすめ設定と使い方

Kiss X9を初めて使うなら、最初からすべて手動で設定する必要はありません。
カメラに任せるところを残しながら、少しずつ操作を覚えると使いやすくなります。
まずは景色や人を撮り、慣れてから動くものや暗い場所に挑戦するとよいでしょう。
まずはこの設定から
最初に試したい設定をまとめました。
\最初のおすすめ設定/
| 撮影モード | シーンインテリジェントオート |
|---|---|
| 画面の表示 | やさしい(はじめの設定のまま) |
| ピント | オートフォーカス |
| グリッド | オンにすると構図を整えやすい |
| ストロボ | 室内や動物は「発光禁止」に |
オートで撮れるようになったら、次はPモードも試してみましょう。
Pモードでは、シャッタースピードと絞りの組み合わせをカメラが決めてくれて、明るさは自分で変えられます。
暗く写ったときは露出補正をプラス側へ、白っぽく写るときはマイナス側へ動かします。
同じ景色を明るさだけ変えて3枚撮ってみると、ちがいがわかりやすくなります。
動くものを撮るときは
運動会や動物など、動くものを撮るならシャッタースピードが大切です。
遅いと、ピントが合っていても動いたものがブレて写ることがあります。
まずは次の目安から試してみてください。
\シャッタースピードの目安/
| 止まっている人 | 1/125秒くらい |
|---|---|
| 歩いている人 | 1/250秒くらい |
| 走っている子ども | 1/500秒より速く |
| 速いスポーツ | 1/1000秒より速く |
※目安です。動く速さや距離、明るさで変わります。
シャッタースピードを自分で決めたいときは、Tvモードを使います。
暗い場所で速くしすぎると写真が暗くなるので、仕上がりを見ながら調整しましょう。
室内では手ブレに注意
室内は外より光が少ないので、オートで撮ってもシャッタースピードが遅くなり、写真がブレることがあります。
そんなときは、次の3つを順番に試してみましょう。
- 窓ぎわなど明るい場所で撮る
- カメラを両手でしっかり構える
- 必要ならISO感度を上げる
ISO感度を上げすぎると写真にざらつきが出るので、まずはISOオートで撮ってみるとよいでしょう。
レンズの手ブレ補正は手のゆれを抑える機能で、動いている人や動物のブレまでは止められません。
Kiss X9は今買う?借りる?

Kiss X9は2017年7月発売の一眼レフで、今から使うなら中古かレンタルが手軽です。
数日使うだけなら、まず借りて手になじむか試せます。
中古で買う前のチェック
長く使いたいなら、中古で買う方法もあります。
ただし、発売から年数がたっているので、本体の状態で使い心地が変わります。
買う前に、次のことを確かめておきましょう。
\中古で確かめること/
| 本体 | 傷・割れ・動かないところがないか |
|---|---|
| センサー | 写真に目立つゴミが写らないか |
| レンズ | カビ・くもり・大きな傷がないか |
| セット | EF-S18-55mmとEF-S55-250mmの2本が付いているか |
| お店 | 保証や返品の条件がわかるか |
これからレンズやカメラを買い足したいなら、ミラーレスとも比べてから決めるとよいでしょう。
Kiss X9はEF・EF-Sレンズを使う一眼レフで、今のEOS Rシリーズとはレンズの付け方がちがいます。
数日だけならレンタル
旅行や運動会など、数日だけ使うならレンタルが便利です。
今回借りたレンタルユースフカツは、楽天市場から申し込めるカメラレンタル店です。
\Kiss X9 ダブルズームキットを使う方法と料金/
| 方法 | 料金のめやす | 向いている人 |
| レンタルユースフカツ | 2泊3日 6,400円 3泊4日 6,900円 往復送料無料 | 旅行や行事の数日だけ使いたい方 |
| レンティオ | 3泊4日 14,100円 +配送手数料480円(合計14,580円) 月額制 11,200円(3か月以上で解約料0円) | 1か月以上じっくり練習したい方 |
| 中古で買う | 約4万〜8万円 | 何年も使い続けたい方 |
※2026年11月時点の税込料金です。北海道・沖縄・離島などは送料が変わる場合があります。中古の価格は、お店や状態で変わります。
初めて借りる方は、「カメラレンタルの借り方ガイド」で流れを確かめられます。
旅行や行事で数日だけ使いたい方は、実際に借りたレンタルユースフカツが合います。
月額制でじっくり練習
1か月以上使いたいなら、月額制のレンタルも比べてみましょう。
レンティオでは、EOS Kiss X9 ダブルズームキットを月額11,200円で借りられます。
ただし、3か月より前に返すと解約料がかかり、3か月以上使うと解約料は0円になります。
数日だけ借りるワンタイムは3泊4日14,100円で、5日目からは1日1,200円で延ばせます(配送手数料480円、返す送料は無料)。
※税込。2026年11月の公式サイトの表示です。
1か月以上じっくり練習したい方は、月額制も選べるレンティオが合います。
Kiss X9のよくある質問

Kiss X9を借りる前に、気になりやすい疑問をまとめました。
▼▼ 読みたいところへジャンプ ▼▼
X9iとの違いは?
主な違いは、ピントを合わせる点の数と、連写の速さです。
\Kiss X9とX9iの違い/
| 項目 | Kiss X9 | Kiss X9i |
| ファインダーでピントを合わせる点 | 9点 | 最大45点 |
| 連写 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約6.0コマ/秒 |
| 重さ(バッテリー・カード込み) | 約453g | 約532g |
動く子どもを追いかけて撮るならX9i、軽さを大事にするならX9が向いています。
レンタルユースフカツでは、X9iのダブルズームキットも2泊3日6,700円で借りられます。
X10との違いは?
Kiss X10は2019年4月発売のモデルで、4K動画が撮れます。
Kiss X9の動画は、フルHDまでです。
動画は撮れる?
撮れます。
フルHDの画質で、1秒に約60コマのなめらかな動画も記録できます。
おすすめの設定は?
最初は画面の表示を「やさしい」のまま使い、グリッドをオンにしておくと構図を整えやすくなります。
くわしくはKiss X9のおすすめ設定と使い方で紹介しています。
室内や動物を撮るときは、ストロボ発光禁止にしておくと安心です。
SDカードは付いてくる?
お店で違い、レンタルユースフカツで借りたときは同梱されていました。
レンティオでは付属しないため、自分で用意するか一緒に購入します。
望遠レンズは別に必要?
ダブルズームキットには、望遠ズームのEF-S55-250mmが入っています。
遠くの山や、運動会で離れた子どもを大きく写したいときに使えます。
ミラーレスとどっち?
ファインダーをのぞいて一眼レフらしく撮りたいなら、Kiss X9は今でも選べるカメラです。
これからカメラやレンズを買い足して長く使いたいなら、ミラーレスも比べておきましょう。
中古のKiss X9を買うか迷っているなら、同じ予算で買えるミラーレスのレンズキットとも比べてみてください。
スマホに写真を送れる?
Kiss X9は、Wi-Fiを使ってスマホへ写真を送れます。
キヤノンの無料アプリ「Camera Connect」を使います。
- スマホにCamera Connectを入れる
- カメラのWi-Fiをオンにする
- カメラとスマホをつなぐ
- アプリで写真を選んで保存する
アプリやスマホによって操作が変わるので、届いた日に1枚送ってみると安心です。
まとめ:Kiss X9を借りて試そう

Canon EF-S18-55mm f/4-5.6 IS STM、Pモード
当記事では、Kiss X9の作例と戸惑った設定3つ、買うか借りるかを解説しました。
Kiss X9は軽くてガイドつきなので、初めての一眼レフにも向いています。
まずは2泊3日で借りて、撮りたいものが撮れるか試してみてくださいね。

届いた日に設定3つを試しておくと、本番は撮ることに集中できます♪
参考文献



