「フルサイズ」と「APS-C」の違いって何かな?
NIKONのフルサイズカメラでAPS-Cのレンズは使えるかな?
そんな疑問にお答えします!
実は今回の記事は、「NIKONのフルサイズカメラしか持ってないのに、APS-C専用のレンズをレンタルしてしまった…」という自身の失敗をもとに執筆しています。
結果として、NIKONのフルサイズカメラでもAPS-Cのレンズを使うことはできました!
そんな経験も兼ねて当記事では、カメラ初心者のうちに知っておきたい「フルサイズ」と「APS-C」の違いと、NIKONのフルサイズカメラでAPS-Cのレンズで撮った際の作例をまとめています。
この記事を読んでいただければ、カメラやレンズの購入時の失敗を回避することができます!
カメラという高い買い物で損しないためにも、ぜひご参考になさってくださいませ♪
今回はカメラレンタルのサブスク「GooPass」でレンタルした、NIKONのAPS-Cレンズを使用しています。
▶︎GOOPASSのレビュー記事はこちら
①カメラ初心者のうちに知っておきたい「フルサイズ」と「APS-C」の違い
「フルサイズ」と「APS-C」の違いって何かな?
最初のカメラ選びの際は、気になるカメラが「フルサイズ」なのか「APS-C」なのかなんて気にも止めないかもしれません。
自分も「なんかテンションが上がる!」という理由だけでいつもカメラやレンズを選んでいました…
気に入ったカメラを選ぶのが一番なのですが、「購入しようとしているカメラはフルサイズなのか、それともAPS-Cなのか」を確認しておくと、他のカメラ機材をそろえる時の手助けになります♪
「フルサイズ」「APS-C」「センサーサイズ」「イメージセンサー」とは?
各用語について、まとめてみました。
記事を読み進めていく上で再確認したくなった際にも、ぜひご活用ください♪
- 「フルサイズ」「APS-C」とは?
✔︎「フルサイズ」「APS-C」というのは、センサーサイズの種類の名称です。
✔︎一眼レフデジタルカメラには、「フルサイズ」「APS-C」というセンサーサイズが搭載されています。
- センサーサイズとは?
✔︎センサーサイズは、イメージセンサーの大きさのことです。
✔︎センサーサイズが違うと、同じ焦点距離のレンズを装着したときの画角(写る範囲)が変化します。
✔︎「APS-C」より「フルサイズ」の方がセンサーサイズが大きいです。
- イメージセンサーとは?
✔︎イメージセンサーは、”レンズから入ってきた光を電気信号に変換する電子部品”であり、カメラ画質を決める場所です。
「フルサイズ」「APS-C」のメリット・デメリット
イメージセンサーの「フルサイズ」「APS-C」には、それぞれのメリットとデメリットがあります。
「フルサイズ」と「APS-C」はセンサーサイズの大きさが違うので、光を一度に取り込むことのできる量も異なります。
光を一度に取り込むことのできる量が異なるということは、撮れる写真の画質に影響します。
センサーサイズが大きくて、よりたくさんの光を取り込める「フルサイズ」の機材を使うと、夜や室内などの暗い場所でもでもノイズが少なく明るい写真を撮れます。
「APS-C」より「フルサイズ」の方がセンサーサーズが大きく写真の画質が良いので、機材は高価です。
「APS-C」の機材は「フルサイズ」よりコンパクトで安く購入できる点がメリットです。
一方で、「フルサイズ」に比べて画質が劣ることがあります。
一般的にフルサイズセンサーはプロ使用のカメラに、APS-Cセンサーは初心者向けのカメラに搭載されています。
もちろん気に入れば、初心者のうちからフルサイズのカメラを使ってみても問題はないです♪
違うセンサーサイズでも使えるメーカー
基本的には、カメラとレンズは「同じセンサーサイズ」でそろえた方が機材本来の性能を発揮します。
ただ、NIKON・SONY・ペンタックスは「フルサイズカメラ」と「APS-Cレンズ」のセットや、「APS-Cカメラ」と「フルサイズレンズ」のセットなど、センサーサイズが異なっていても撮影をすることができます。
フルサイズカメラでAPS-Cのレンズを使うとどうなるの?
ここからは、今回レンタルしたNIKONのAPS-Cサイズのレンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」で撮影した場合の写り方を例にしてみます。
ちなみにNIKONの場合、APS-Cのことを”DXフォーマット”、フルサイズのことを”FXフォーマット”と呼びます。
NIKONのフルサイズカメラでAPS-Cのレンズを使うときは、事前にカメラの設定が以下のように「DX自動切り替え」もしくは「DX」になっているかを確認しておきましょう♪
APS-Cのレンズの画角になる
カメラのセンサーサイズがどちらの場合でも、APS-Cのレンズを使うと、画角(写る範囲)はAPS-Cのレンズの画角になります。
最初の頃は、”35mm”と記載のあるレンズであれば、フルサイズもAPS-Cも全く同じような写真の画角で撮れるだろうと思っていました…
実際には、フルサイズの35mmレンズを使った時とAPS-Cの35mmレンズを使った時の写真の写り方は異なるので要注意です。
今回使ったレンズの商品説明欄には以下のような記述があります。
「焦点距離35mm(35mm判換算で52.5mmレンズの画角に相当)」というのは、
「”焦点距離35mm”とは書いているけど、実際にこのAPS-Cレンズを通して見える画角(写真に写る範囲)は、52.5mmのフルサイズレンズを使った時の画角と同じですよ」
という意味です。
試しに、フルサイズ50mmのレンズとAPS-C35mmのレンズを比べてみると、このような写真が撮れました。
写っている範囲がほぼ一緒!
これは、APS-Cレンズはフルサイズレンズより1.5倍の大きさの写真が撮れるという特性があるためです。
APS-Cのカメラやレンズを購入する場合は、写真のように「APS-Cのレンズではフルサイズのレンズを使った時よりちょっと拡大して写る」ということを意識しておきましょう♪
レンズに書いてある焦点距離の数字はフルサイズをベースにした数字です。APS-Cの場合、フルサイズとのセンサー差を約1.5倍で計算して考える必要があります。(※キヤノンの場合は1.6倍で計算)
引用:APEX RENTALS
自動クロップ(切り取り)される
フルサイズカメラでAPS-Cのレンズを使う場合の注意点は,「少し画素数が減る」と言う点です。
フルサイズカメラでAPS-Cのレンズを使うと、以下のように画角の違いが生まれます。
カメラにはフルサイズのキャパシティがありますが、写真にはAPS-Cのレンズの画角が適応されるため、写真の真ん中で自動クロップ(切り取り)されます。
実際にクロップされると、以下のような写真になります。
クロップされると画素数が減ります。
実際の写真では、画素数の違いはクローズアップしなくては気づかないほどかもしれませんが、カメラやレンズを選ぶ時「画素数」までチェックする方は注意です。
購入に失敗しないようにGOOPASSでお試ししてみよう!
今回、「NIKONのフルサイズカメラしか持ってないのに、APS-C専用のレンズをレンタルしてしまった…」という自身の失敗をもとに、「フルサイズ」と「APS-C」の違い「NIKONのフルサイズカメラでAPS-Cのレンズを使うとどうなるのか」について紹介いたしました。
結果的に、NIKONはセンサーサイズの違う機材同士でも問題なく撮影することができて、安心しました!
ただ、もしこれがレンタルではなく、間違えて意図しないセンサーサイズのカメラ機材を購入してしまっていたらとしたら、相当へこんでいたでしょう…
「レンズ購入前に、自分が思っている通りの画角で写真が撮れるか確かめたい!」「自分の持っているカメラでレンズを使えるかチェックしときたい!」と思っている方は、カメラレンタルのサブスク「GooPass」などのカメラをレンタルできるサービスを利用して、お試ししてみるのもおすすめです♪
公式サイト | GOOPASS |
料金 | サブスクプラン:月額2,970円(税込)〜 ワンタイムプラン:1泊2日1,188円(税込)〜 |
往復送料 | 1回のご注文につき、往復配送料1,650円 |
キャンセル料 | 発送前のキャンセル:キャンセル手数料なし |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
商品数 | 約2,500種類 |
付属品 | レンズポーチ レンズフィルター(装着済み) レンズフード カメラの場合:充電器、バッテリー、ストラップ |
補償 | 負担上限金額:5,000円(税込) ※Rank1の商品は2,000円(税込) |
審査 | あり(本人確認書類提出) |
カメラをレンタルしてみる!
カメラレンタルが初めての方は、カメラレンタル会社の比較もお忘れなく♪
参考書籍▶︎「デジタル一眼Q&A大事典 最新版」:CAPA&デジキャパ!編集部
参考書籍▶︎「カメラはじめます!」:こいしゆうか
参考サイト▶︎NIKON公式サイト:”FXフォーマットとDXフォーマットの違い”
参考サイト▶︎SONY公式サイト:”カメラの基礎知識 カメラのイメージセンサーの違いとは”